07月14日
組織内における改善活動の推進・指導に関する管理技術に優れた者を「改善エキスパート」として認定し、その社会的評価を高め、改善活動に関する技術を継承・発展させ、後進者の確保及び育成を促すことにより、本県企業の競争力強化を図ることを目指します。
1.事業概要
徳島県改善エキスパート認定委員会(委員長:徳島県知事)において、5S・サービス・CS・品質・環境・安全・原価・生産性等に 関する管理技術に優れ、改善活動を推進・指導する力量を有する者を「改善エキスパート」として認定します。
期待される効果 |
・第三者の認定による、組織内での評価向上や個人への新たな動機付け ・個人の持つ優れた管理技術の継承・発展、後進の育成・指導 ・企業など組織の競争力の強化 ・改善エキスパートを通じて、企業や組織間の交流の促進 |
2.認定対象
徳島県内の企業、団体及びその他の組織に所属して、自ら改善活動を実施している方であれば、どなたでも改善エキスパートの認定申請をすることができます。
3.認定要件
認定の要件は次のとおりです。認定に当たっての具体的な審査は、 認定委員会の下に設置された「認定審査会」において行います。
(1)改善活動の取組に関する実務経験年数(原則3年以上) (2)改善活動に関する知識・力量 (3)改善エキスパートにふさわしい十分な改善実績 (4)改善手法等の知識習得、後進の指導・育成への取組意欲 |
※平成長久館等の研修受講歴も参考にします。
4.申請手続
改善エキスパートの認定を受けようとする方は、下記のいずれかの機関を経由して、 (1)所定の申請書(添付書類を含む)及び(2)所属組織の推薦書を事務局((公財)とくしま産業振興機構)に提出していただきます。
なお、申請及び認定に係る費用は必要ありません。
経由機関名 |
公益財団法人とくしま産業振興機構/徳島県商工会議所連合会/ 徳島県商工会連合会/徳島県中小企業団体中央会 |
※申請書はこのホームページ下部からダウンロードできます。
申請書の記入例も掲載しておりますので参考にしてください。
5.認定後の取組等
改善エキスパートの認定者は、所属する組織での改善活動の取組のほか、能力維持研修の受講、対外的な取組への協力などをお願いすることがあります。 また、所属する組織には、改善エキスパートの積極的な活用に務めることをお願いしています。
・所属する組織における改善活動の推進 ・改善活動の実施に関する対外的な取組への協力(可能な範囲) ・活動実績の報告(毎年度) ・能力維持研修を受講(毎年度) |
6.令和4年度スケジュール
日 程 | 内 容 |
7月11日~10月14日 | ◆募集開始/申請書・推薦書の受付 ※ 申請者(推薦組織)→ 経由機関 → 事務局 |
10月中 | ◆認定候補者の要件確認/リスト作成 |
11月中 | 【認定審査会】 認定候補者の審査等 ※ 必要な場合ヒアリング等を実施します。 |
11月中 | 【認定委員会】 認定候補者の決定/内定者への通知 |
2月上旬 | ◆認定証授与 ※エキスパート能力向上研修において実施します。 |
(注)状況により、上記の日程(予定)は変更する可能性があります。
7.認定組織の構成
(1)徳島県改善エキスパート認定委員会
改善エキスパート認定事業の実施機関であり、認定者の最終決定・公表、認定証の授与、能力維持研修の実施、審査プロセスなど、事業のあらゆる面について審議・決定します。
委員長 徳島県知事
委 員 徳島県 (公財)とくしま産業振興機構 徳島県商工会議所連合会 徳島県商工会連合会
徳島県中小企業団体中央会 徳島県KAIZEN研究会
(2)改善エキスパート認定審査会
審査会では、改善エキスパート申請者の適格性を認定要件に照らして審査し、その結果を委員会に提示するほか、認定事業の実施に必要な事項について検討を行います。
なお、審査会のメンバーは、委員会の構成組織のほか、学識経験者及び有識者で構成します。
改善エキスパート認定事業に関するQ&A
質 問 内 容 | 回 答 |
Q1 「徳島県内の企業、団体及びその他の組織」とは具体的にどういうものですか? | 徳島県内に事業所などがある、企業、事業組合、病院や社会福祉施設等の運営法人、公的機関、NPO法人など、何らかの事業を営む組織体はすべて含まれます。 |
Q2 認定要件の「改善活動に関する知識・力量」とはどういうものですか? | QC、IE等の問題解決・課題達成の技法に関する知識を有し、自ら使用することができ、さらに他の者に指導できることを想定しています。平成長久館等の研修受講歴も参考にします。 |
Q3 所属組織の推薦書は必ず必要ですか?(個人のみで申請はできないのですか?) | 改善活動は、組織内で行われる活動であり、また個人の能力の向上や活用には所属組織の理解と支援が不可欠であるため、所属組織の推薦書は必ず必要です。 |
Q4 認定委員会での審査は書類審査のみですか? | 原則として、申請書(様式第1号及び添付書類)によって審査します。必要な場合は、追加資料の提出を求めたり、訪問調査やヒアリングなどを行う場合もあります。 |
Q5 認定の有効期限はないのですか? | 推薦した組織に所属している間は認定は有効です。ただし、認定時の組織を離れ、改善エキスパートとして活動が困難であると申し出があった場合は認定を取り消すこととします。また、研修未受講など不適格と認められる者は認定を取り消す場合があります。 |
Q6 「対外的な取組」とは具体的にどのようなものですか? | (公財)とくしま産業振興機構が実施する各種研修の講師、経済団体や他社からの講師依頼などへの協力が考えられます。ご自身の仕事の都合に合わせてできる範囲で結構です。 |
Q7 「能力維持セミナー」とは具体的にどのようなものですか? | (公財)とくしま産業振興機構が主催する、改善エキスパート能力向上セミナー等の各種セミナー、その他の機関が実施する同等レベルのセミナーのほか、社内活動及び自己学習で力量の保持に努めることなどを想定しています。 |
Q8 組織として改善エキスパートを推薦するメリットは何ですか? | 企業や団体など、トップの意向を受けての業務の革新や活性化、改善活動の意識改革と積極的推進ができるようになり、組織の業績向上に寄与します。 |
Q9 認定されるメリットは具体的にどういう点ですか? | 改善活動の推進・指導に取り組むマイスターとして、あらゆる部署で改善指導力を発揮できるほか、個人の力量が認められることで、やりがいの向上や技術の継承、後進の育成に役立ちます。 また、エキスパート認定者には、 ①とくしま経営塾「平成長久館」の研修メニューのうち、改善活動に関する研修受講料無料化 ②県外の民間研修機関が実施する改善関連研修受講料半額助成(平成長久館マスターコース) 以上の優遇措置があり、改善活動に関する見識の維持・向上に積極的に取り組んでいただけます。 |
Q10 エキスパート認定後にさらなる研鑽や交流ができる場はありますか? | 認定者は県内企業の相互研究組織である「徳島県KAIZEN研究会」のエキスパート会員となりますので、研究会が主催する先進企業見学会やセミナー、勉強会などにご参加いただけます。 知識を深められるほか、改善に取り組む他企業との交流が可能です。 |
様式ダウンロード
改善エキスパート認定申請書(様式1)・改善エキスパート認定推薦書(様式2)
徳島県改善エキスパート認定者一覧
改善エキスパートの認定者の方々には、所属する組織での改善活動の取組のほか、能力維持研修の受講、対外的な取組にご協力いただいています。
◆個人情報の取扱いについて
・ご記入いただいた内容は、申請者の方へのご連絡に利用するなど、事業の実施に利用します。
・ご記入頂いた内容に基づき、講演会等のご案内をお送りさせていただくことがあります。
・当機構から第三者に提供することはありません。
(ただし、事業の円滑な実施のため、関係者に情報提供することがあります。)
◆お問い合わせはこちらへ |
「徳島県改善エキスパート認定委員会」事務局 公益財団法人とくしま産業振興機構 経営支援部内 徳島市南末広町5番8-8号 徳島経済産業会館2階 Tel : (088)654-0103 Fax : (088)653-7910 |